北海道

【宗谷・稚内・礼文島2泊3日モデルコース】日本の最北端を巡る一人旅!

旅行モデルコース研究所
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宗谷・稚内・礼文島2泊3日旅行のポイント
  • 稚内の歴史を知るところから始める旅
  • 礼文島の豊かな自然を大満喫
  • 最北の岬・島・温泉など、最北を巡る旅

「日本最北端」と聞いて、何を思い浮かべますか?

『宗谷岬』にある、あの三角形のオブジェ、厳しい寒さ、豊かな海鮮など、それぞれ思い浮かぶものがあると思います。

今回の記事では、大自然に食事に文化に、私が最北の地で出会った美しきものたちをお届けします。



【1日目】稚内の歴史を学び、礼文島へ移動

東京から飛行機で約2時間かけて、午後一番に稚内に到着。

まずは、土地の有力者の邸宅で、これから回る地域の歴史を学びました。

そして、昭和の稚内を想像しながら、礼文島へ渡りました。

13:30|昭和の古き良き邸宅で稚内の歴史を学ぶ

12時半ごろ稚内空港に到着後、『旧瀬戸邸』を訪問。

底曳漁業の親方・瀬戸常蔵氏の邸宅として建てられた、「国指定登録有形文化財」です。

他にお客さんがいなかったので、運良く係の方にご案内いただきました。

趣向が凝らされた内装や、昭和の古き良き調度品はとても興味深く、当時の暮らしに思いを馳せることができます。

稚内や漁業の歴史にまつわる展示に加え、係の方による詳しい説明のおかげで、稚内に対する理解が深まり、これから始まる旅への期待がより一層高まりました!

14:50|フェリーで礼文島へ

稚内から礼文島まで、『ハートランドフェリー』を利用しました。

礼文島まではおよそ2時間、大きな船体でほとんど揺れることなく、快適な船旅でした。

18:00|ホテルへ到着

到着してすぐ、フェリーのりばの目の前にあるレンタルサイクル・バイクのお店『cat rock』で、電動自転車を借りました。

そこから1時間ほど漕ぎ続けて礼文島の北のエリアにある『礼文荘』へ到着。

夕食には、地元で獲れたウニやカニ、お刺身など海鮮三昧の献立に大満足!

昭和のノスタルジーを感じるホテルですが、清潔に保たれ、アットホームな雰囲気でした。

【2日目】サイクリングで礼文島を1周

2日目は、朝から礼文島でサイクリング。

美しい海に、豊かな低草が連なる丘陵、どこまでも広がる自然の美しさに心を奪われます。

1日の最後は最北の温泉で締め、心身ともにリフレッシュした1日。

5:00|最北の島の美しい日の出

2日目は早起きして、礼文島の最北端である『スコトン岬』で日の出を拝みました。

遮るものが何もない中で、周りが徐々に明るくなっていく様子は圧巻の美しさ。

地球や自然の持つ美しさに感動し、感謝する朝となりました。

10:00|高い透明度を誇る澄海岬

ホテルで朝食をいただいた後、サイクリングへ出発!

名前の通り、澄んだ海の色が美しい『澄海岬』を訪れました。

底まで見ることができるほど高い透明度の海は、他ではなかなか見れません。

12:00|アザラシの見える砂浜でヨガ

爽やかな風を感じながら島内サイクリングを続け、沖合にアザラシの見える砂浜で、昼食を取り、ヨガをしました。

遠くからアザラシの鳴き声が聞こえてびっくり!

初めは岩だと思っていたものがアザラシだったという、東京では体験しない光景に遭遇しました。

空と海の青さと白い砂浜が続く美しい場所で行うヨガは、サイクリングで凝り固まった体をほぐし、日常生活で疲れた心を癒してくれました。

13:30|『北のカナリアパーク』で映画の世界へ

サイクリングの最後は、映画『北のカナリアたち』で、ロケ地として使用された『北のカナリアパーク』へ。

撮影当時のエピソードや、実際に使用された衣装などが展示されています。

併設された公園からは、雄大な利尻富士が見え、コーヒーを飲みながらゆったりとした時間を過ごせました。

17:30|最北の温泉で疲れを癒す

最終便のフェリーで稚内へ戻り、宿泊先である『ペンション富士門』へ。

とても綺麗な施設でしたが、温泉好きな私は、すぐ近くにある最北の温泉『童夢』で、旅の疲れを癒しました。

露天風呂から利尻富士を眺め、1日の旅を振り返りながら入る温泉に、とても幸せな気持ちになりました。

【3日目】最果ての地の、自然と文化

3日目は、朝一番で日本の最北端である宗谷岬へ。

稚内市街に戻った後は、老舗食堂でランチし、市場で買い物と散策を楽しみました。

自然と文化の両側面を見て、長い間ここで営まれてきた暮らしに思いを馳せた最終日。

10:00|いざ、日本の最北端!宗谷岬へ

朝から車を走らせ、日本最北端である『宗谷岬』を訪れました。

あいにくの天気でしたが、晴れた日には遠くにサハリンの島影を望むことができるそうです。

雨の宗谷岬は、北海道の厳しい寒さを連想させましたが、それでもいつか、冬にも訪れてみたいです。

11:30|老舗食堂でいただく稚内のソウルフード

稚内市街へ戻り、創業50年を超える『源長』で、稚内のソウルフードである炒麺をいただきました。

茹でた中華麺に五目あんかけが乗った、寒い稚内にはピッタリの、熱々の一品です。

おばあちゃん家に来たような、昔懐かしい落ち着く店内とあたたかいご夫婦に迎えられ、寒い日でしたが、心まであたたまりました。

12:30|港の駅『稚内副港市場』でお買い物

旅の最後は、『稚内副港市場』でお土産を。

新鮮な魚介類、野菜のほか、お菓子やお酒などの北海道土産を購入できます。

昔の稚内の街並みを再現したエリアもあり、タイムスリップをしたような気持ちになりました。

お土産を買わなくても、見学するだけで楽しい施設です。

買い物と見学を存分に楽しみ、15時の飛行機で東京へ戻りました。

【宗谷・稚内・礼文2泊3日】旅行モデルコース・費用・体験談まとめ】

美しい自然が持つ力に、寒い地域に住む温かい人たちに、心身ともに癒された最北端の旅。

「日本にはこんな表情もあったのか」と、新たな発見がありました。

寒さは覚悟の上で、今度はぜひ最北端の冬を体験してみたいと思える場所でした。

旅程

日程
(2023年9月)
体験したこと
1日目『旧瀬戸邸』見学
フェリーで礼文島へ
最北の島・礼文島で一泊
2日目最北の島で日の出を拝む
サイクリングで礼文島の名所を回る
最北の温泉で疲れを癒す
3日目日本最北端・宗谷岬を訪問
地元に愛される食堂でランチ
稚内の漁港で新鮮な魚介類やお土産を購入

かかった費用

項目費用
飛行機代約6万円
ホテル代約2万円
食費約0.5万円
その他約1万円
合計約9.5万円

宿泊した施設

日程宿泊施設
1泊目礼文荘
2泊目ペンション富士門

利用した交通手段

行程交通手段
東京〜稚内飛行機(ANA)
北海道内移動レンタカー
稚内〜礼文、礼文〜稚内フェリー
稚内〜東京飛行機(ANA)

体験したツアー・アクティビティ

日程ツアー・アクティビティ予約サイト
2日目礼文島サイクリングcat rock
※自転車は予約不可
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