スペイン

【スペイン6泊7日モデルコース』女子一人旅紀行!大聖堂からナイトクラブまでの大冒険

旅行モデルコース研究所
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スペイン6泊7日旅行のポイント
  • あの超有名な絵画に出会える?!マドリードでアート鑑賞
  • 16世紀の町並みを堪能!古都トレドの絶景を楽しむ
  • ガウディの世界観に酔いしれるバルセロナ世界遺産巡り

強豪サッカーチームやイベリコ豚、パエリアなどのグルメ、アントニオ・ガウディの建築などで有名なスペイン。

暖かく過ごしやすい地中海に面したこの国は、サグラダファミリアを見てパエリアを食べるだけではもったいないほど、多くの魅力が詰まっています。

今回は、そんな魅力あふれる国、スペインを、私が6泊7日で旅した経験をもとに、ご案内します。

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タップできる目次
  1. 【1日目】スペイン観光スタート!まずはマドリードへ
  2. 【2日目】ちょっと足を延ばして古都トレドへ
  3. 【3日目】美術館で有名アート鑑賞。そしてバルセロナへ。
  4. 【4日目】憧れのサグラダファミリアと、おじさんと、エル・ラバル
  5. 【5日目】ガウディの「カサ」シリーズ、そしてビーチ方面へ
  6. 【6日目】ビーチで海水浴!海を堪能
  7. 【7日目】帰国の途へ。空港を楽しもう!
  8. 【スペイン6泊7日】旅行モデルコース・費用・体験談まとめ

【1日目】スペイン観光スタート!まずはマドリードへ

スペインの旅は、まず首都、マドリードのアドルフォ・スアレス・マドリード=バラハス空港に降り立ったところから始まります。

今回はイギリスでの留学生活を終えた直後の旅行だったので、ロンドンのヒースロー空港から飛行機で向かいました。

1月に冬休みを終えて日本からイギリスに行ったときは、トルコ航空(イスタンブール乗り継ぎで15時間くらい)でした。

日本からスペインに行くには、乗り継ぎで17時間~21時間ほどかかるようです。

ロンドンの少しジメジメした気候から一転、マドリードは雲一つない晴天で、早くもテンションが上がります。

19:00|ホテルにチェックイン後、街歩きに出発

私がスペインを旅した6月は、夜の8時や9時まで明るい日が多かったので、到着した時間は遅かったですが、まだまだ街歩きができるほどには明るかったです。

ホテル(ユースホステル)『HC Hostel』にチェックインして少し休憩してから街に繰り出します。

このホテルは少し古く、オーナーさんは英語が話せませんが、とても親切な方です。

12人部屋のベッドの上にうっかりノートパソコンを置いたまま遊びに行ってしまった時も、しっかり保護しておいてくれました。

途中で見つけた屋台のような小さなお店でジェラートを買い、食べながら街を探検。

夕方でもまだまだ厳しい暑さを和らげてくれる、おいしくて涼しいおやつでした。

19:30|サンタ・マリア・ラ・レアル・デ・ラ・アルムデナ大聖堂

『アルムデナ大聖堂』は、マドリードの守護聖人に捧げられた聖堂で、現在のスペイン国王と王妃はここで結婚式を挙げられました。

計画から完成まで長い年月を要したせいか、様々な時代の建築様式やデザインが用いられ、とてもユニークで美しかったです。

豪華な装飾や祭壇、高い天井などヨーロッパのカトリック教会らしさにわくわくします。

この聖堂のすぐ裏には王宮があり、見学はできませんでしたが、外観を見るだけでも圧倒されるほど豪華でした。

20:00|マヨール広場

レストランが多く、人が溢れかえっていて活気があるマヨール広場。

お目当てのレストランを探し歩いているうちにたどり着き、せっかくなので探検してみることにしました。

抜けるような青空に、建物の色が良く映えます。

物売りや観光客向けのレストランの客引きが多く、ごみや鳥の糞も多かったのであまりゆっくりはできなかった印象ですが、スペイン語が飛び交い、にぎやかな雰囲気に浸りながら広場を通り抜けました。

20:30|スペインと言えばこれ!パエリアで晩ご飯

さて、お目当てのレストラン、『Los Galayos』についたら晩ご飯の時間です。

注文したのはもちろんスペインの名物料理、パエリア!

白ワインと、前菜のオリーブとソーセージをお供に、大鍋いっぱいの海鮮たっぷりパエリアに舌鼓を打ちました。

濃い目の味付けの大ぶりのムール貝やイカ、エビは濃厚でぷりぷり、そしてオリーブは程よくしょっぱくて、これがまたどっちも白ワインに合うんです!

パエリアは普通2人前以上で調理され、ほとんどのレストランは1人前のパエリアは提供していないので、2人前食べましたが、全く苦にならず、ぺろりと平らげてしまいました。

21:30|デザートにチョコレートチュロス

大量のパエリアと前菜で満腹にはなりましたが、やっぱりデザートは別腹!

そこで、マドリードで一番有名なチュロスとチョコレートのお店で1894年創業の老舗、『Chocolateria San Gines』に行って、ホットチョコレートとチュロスをゲット!

ホットチョコレートといっても、よく見るような飲むココアのようなものというよりは、溶かしたチョコレートそのままという感じでした。

その超濃厚なチョコレートと、サクサク揚げたてのチュロスが最高に合います!

実はチュロスはスペインをはじめとしたイベリア半島発祥で、ここ、マドリードでもよく食べられているんです。

【2日目】ちょっと足を延ばして古都トレドへ

インターネットで観光のための調べものをしていたところ、「もし1日しかスペインにいられないのなら迷わずトレドへ行け」ということわざが目に飛び込んできました。

マドリードに丸一日居られるのはその日が最後で、翌日の夜には移動だったので、急遽予定を変更してトレドに向かうことに。

トレドは「16世紀で歩みを止めた街」といわれ、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教が混在していた歴史を持つ由緒ある古都です。

というわけで、スペイン2日目はトレドへ!

12:00|お昼ご飯を調達

まずはお昼ご飯を調達しに、ハム専門店『VIANDAS』に向かいました。

ここは生ハムサンドイッチが有名で、私も一つ購入。

次にスーパーマーケットに行って、リンゴ?っぽいフルーツとお安くなっていたベリーヨーグルトを買いました。

これで栄養バランスもバッチリ!

12:30|アトーチャ駅でトレド行きの切符をゲット

お昼ご飯を買ったら、マドリードのハブ駅であり、長距離列車も走っているアトーチャ駅に向かいます。

トレド行きの切符を往復で買ったところ、往復で28ユーロくらいでした。

高速列車で日本で言う新幹線にあたる『Renfe』に乗ることを考えると、まあまあお手頃価格だな、といったところです。

13:00|電車を待ちながら駅のカフェでお昼ご飯

切符を手に入れ、改札をくぐってホームの位置を確認すると、まだ時間がありました。

その時点ですでにお腹が空いていたのと、コーヒーが飲みたかったので、駅のカフェでコーヒーを買ってお昼ご飯を食べることにしました。

このリンゴだと思っていた果物、実はネクタリンといって、桃に近いものだったようです。

『VIANDAS』で手に入れた生ハムサンドイッチ、とっても美味しかったです!

おそらくこの時点で完全に生ハムの虜になってしまいました。

14:00|ついに電車に乗ってトレドへ!

電車がホームに到着し、いよいよ乗車!

そこから約30分、高速列車に揺られ、トレドへ向かいます。

だんだん街から離れ、オレンジ色の乾いた大地を眺めるうちに、いつの間にか眠ってしまいました。

14:30|トレド着。探検開始

トレドに到着し、早速観光を開始しました。

人はマドリードに比べて少なく、とてものどかな雰囲気です。

眼下にはタホ川が流れ、真上には雲一つ無い青空とカンカンに照りつける太陽。

乾燥した岩山には、木々がまばらに生えていました。

古都と共生する自然を楽しみました。

14:45|トレド大聖堂を目指し、引き続きトレド散策

トレドの街を引き続き歩きます。

途中喉が渇いたのでレモネードを買い、ぐいっと飲み干しました。

暑さで疲れ、ほてった体に冷たいレモネードの爽やかな味が沁みます。

まず目指すはスペイン・カトリックの総本山である、トレド大聖堂。

途中には、名作『ドン・キホーテ』の作者であるミゲル・デ・セルバンテスの像がありました。

ここ、トレドを含むラ・マンチャ地方は『ドン・キホーテ』の舞台なので、トレドはこの名作ゆかりの町でもあるのです。

トレド大聖堂をはじめとした観光地が集まるエリアに近づくにつれ、人が増えていきます。

16:00|トレド大聖堂

トレド大聖堂に入るとそこで私を出迎えたのは・・・

この豪華絢爛で巨大な祭壇!

さすがはスペイン・カトリックの総本山、スケールが違います。

主祭壇にはイエス・キリストの生涯を表したとても豪華な彫刻が施されていて、首が痛くなるほど見上げなければ見えないほどの大きさでした。

しかし、トレド大聖堂の見所はこれだけではありません。

チェリゲーラ様式というスペイン式ゴシック様式の像、『トランスパレンテ』も外せません。

カトリックならではの聖母マリアや天使達の像が、きめ細やかな装飾と自然光によって美しく引き立てられています。

チェリゲーラ様式における最高傑作といわれるその像は、本当に美しく、神々しかったです。

他にも、トレドゆかりの画家、エル・グレコの絵画やすてきな天井画、壮大な彫刻が施された門など、トレド大聖堂にはたくさんの見所がありました。

17:00|サント・トメ教会

この教会にはエル・グレコの絵画で最も有名で最高傑作といわれる『オルガス伯爵の埋葬』という絵があります。

実在した伯爵の埋葬シーンを描いており、これを描いたエル・グレコとその子どもも登場します。

天上界(イエス・キリストのいる天国)と地上界(私たちが住む地球)がはっきりと描き分けられている点が印象的でした。

黄色い服を着た2人は、地上で亡くなった伯爵の埋葬を手伝っている、天から降りてきた聖人たち。

一方天上界では、天使に抱かれ、イエス・キリストに捧げられようとしている伯爵の魂が描かれています。

宗教的なメッセージとモチーフがふんだんに含まれていて、宗教画を得意としたエル・グレコらしさが表れていました。

また、この教会自体にも特徴があり、古いモスクを改修して建てられたため、イスラム建築とキリスト建築が合わさったムデハル様式となっています。

宗教が混在した歴史を持つトレドならではの教会を眺め、悠久の時に思いをはせてきました。

18:00|トレドの展望台

夕方が近づいてきたので、タクシーに乗ってトレドの展望台に行くことに。

夕日が綺麗だと評判の絶景スポットですが、夏で日が長かったこともあり、あまり夕焼けと言った雰囲気ではありませんでした。

しかし眼下に広がる川、遠くの丘に見える、4つの立派な塔がそびえ立つ軍事博物館(アルカサル)、そして先ほど見学した大聖堂の塔が見え、時間的、空間的にスケールの大きい絶景に感動しました。

そしてその上に広がる大空を見て、町並みも空も川もこの町の歴史を見守ってきたのか、と考え、しみじみと感慨に浸りました。

思わず時間を忘れてぼーっとしていたら、電車の時刻に遅れそうになったのはまた別のお話。

20:00|ホテルに帰還。休憩。

ホテルに帰ると、日中の暑さと慣れない土地で歩き回ったことによる疲れが出てきて、ベッドに倒れるように眠りました。

駅で買ったサンドイッチを食べるのがやっとで、そのまま3時間ほど眠りこけてしまいました。

23:00|踊ろう!飲もう!クラブで夜遊び

目が覚めたのは22:30過ぎ。体の疲れもだいぶ回復し、まだまだ今日は遊び足りない気分です。

そこで私は決めました。「よし、クラブに行こう」

スペインは有名なナイトクラブが多くあり、パーティー文化が盛んな国です。

日本よりもナイトクラブという場所への敷居も低く、日本のようにお金持ちで遊び好きな人が行くところと言うよりは、一般的に広く夜遊びやお出かけに使われる場所といったイメージです。

早速化粧をして、着替えて、夜の街に繰り出しました。

うだるような暑さだった昼間とは打って変わって、夜風が涼しいです。

ネットの口コミで評価が高く、近くにあったクラブ、『Planet Club』に行ってみると、他のホテルからやってきたクラブツアーのグループがいました。

ヨーロッパのホテル、特にユースホステルでは、地元のクラブやパブ、バーなどを巡るツアーがよく開催され、ホテルのスタッフが客を提携先の夜遊びスポットに連れて行くことが多いです。

そのグループのリーダーで主催者のホテルスタッフと交渉し、ツアーに参加させてもらうことに。

しばらくするとそのツアーが別のクラブ『Calle 365』に移動することになったので、私もついて行きます。

その夜は朝の3時くらいまでそのクラブで過ごし、飲んで踊って楽しみました。

ツアーグループの女の子達と仲良くなり、翌日バルセロナに移動する前に一緒に飲もうということになりました。

【3日目】美術館で有名アート鑑賞。そしてバルセロナへ。

この日はマドリード最終日。

スペイン3日目はマドリード市内にある美術館でアート鑑賞をすることに。

夜中には夜行バスでバルセロナに向かうので、お世話になったHC Hostelともお別れです。

前夜遅くまで遊んでいたので起きたのは昼。

ちょっと遅めのスタートです。

13:30|ソフィア王妃芸術センター

プラド美術館と迷いましたが、ピカソの『ゲルニカ』がどうしても見たかったので、『ソフィア王妃芸術センター』に向かうことに。

美術の教科書でよく見たピカソの力作を目の前にして、言葉が出ないほど感激しました。

ピカソの悲しみ、怒り、困惑を大きなキャンバスに投影したそのパワーとエネルギーあふれる表現にただただ圧倒され、いろいろな感情がごちゃ混ぜになって押し寄せてきました。

芸術というのはここまで人の心を動かせるものなのか、と感動しました。

『ゲルニカ』以外の作品は、デモに使われたプラカードや風刺画、ドキュメンタリー映像など社会問題に疑問を投げかけたり、ムーブメントを提起したりするような社会的なテーマの現代アートが多かったです。

ダリやミロの作品も多くありました。

18:00|荷物を預け、軽食

 起きてから何も食べていなかったので、さすがにお腹が空きました。

とりあえず荷物を夜行バスが出るバスステーションのコインロッカーに預け、昨日仲良くなった女の子達との待ち合わせ場所に向かう道中に腹ごしらえをすることにしました。

待ち合わせ場所のスペイン広場周辺をふらふらと散策。

すると、スペイン名物でジャガイモの入ったオムレツのような料理、Tortilla omletteの看板が出ているお店がありました。

『Pez Tortilla』の店内は人が多く、賑やかでしたが、注文するとすぐに、ふわふわの大きな黄色いオムレツが出てきました。

切ったバゲットのようなものもついています。

フォークで一口切って食べてみると、ジャガイモのほくほくした食感と卵のふわふわ感、甘みが口いっぱいに広がり、とてもおいしかったです。

シンプルな料理なのに驚くほど美味しく、感激しました。

「これなら帰国してからも再現できそう!」と思いましたが、シンプルなのに、あるいはシンプルだからこそ再現できませんでした。

旅の高揚感が秘密のスパイスだったのでしょうか。

グルメって奥が深いです。

20:00| スペイン広場散策

例の女の子達との飲みの待ち合わせ場所であるスペイン広場を散策しました。

そこではペルー人の集会が行われていて、ペルーの国旗を持った人たちが歌ったり踊ったり叫んだりしていました。

視線を少しずらすと、『ドン・キホーテ』の騎馬像と作者、セルバンテスの像を発見。

スペインに来て2体目のセルバンテス像です。

トレドのセルバンテス像は立っていましたが、こちらの像は座っています。

ベンチに座って休憩していると、待ち合わせの時間が近づいてきました。

21:00|バルで飲み会

クラブで仲良くなった女の子たちと待ち合わせし、スペイン広場付近のバル『La Venganza De Malinche』へ。

おつまみにナチョスとサラダ、そしてそれぞれのドリンクを頼みました。

私はマンゴーが大好きなので、マンゴーダイキリを注文。

フルーティーでフレッシュな味わいが夏のスペインの暑さと移動で疲れた体には心地よかったです。

店内はメキシコをモチーフとした、映画『リメンバー・ミー』のような内装で、死者の日の装飾に使われるような派手な模様のドクロやサボテン、ソンブレロが壁に描かれていて、明るい雰囲気に心が踊ります。

女の子たちはみんな南アジアのネパールからカナダの大学に留学している留学生で、旅行でスペインにやってきたとのこと。

お互いのこれまでの旅についてや、学校のこと、スペインで楽しかったことなどいろいろなことを話し、楽しい時間を過ごしました。

正直、一人旅からくる寂しさを感じ始めていた頃だったので、同世代の人たちと繰り広げるガールズトークが本当に楽しく、その場から離れたくないほどでした。

23:00|バスターミナルへ。

女の子たちとの別れを惜しみながらバルを後にし、バスターミナルへ向かいます。

今回利用したのは『ALSA』というバス会社で、アベニーダ・デ・アメリカ・バスターミナルからバルセロナへ一晩かけて移動します。

人も乗り場もバスも多く、スペイン語の案内も一切わからないので自分の乗り場が分かりませんでしたが、幸い近くにいた英語が通じるスペイン人の方が助けてくれて、無事乗り場にたどり着くことができました。

24:00|バス出発。マドリードに別れを告げる。

事前に予約しておいたチケットのQRコードを見せ、バスに乗り込みました。

バスは完全に満員でしたが、窮屈な印象はありませんでした。

バスは定刻通り真夜中ちょうどに出発。

バルセロナへの長い旅がはじまり、私は眠りに落ちました。

【4日目】憧れのサグラダファミリアと、おじさんと、エル・ラバル

この旅のハイライトでもあるバルセロナに到着しました。

この街は建築家、アントニオ・ガウディの建築作品が多いことで有名で、世界遺産がいくつもあります。

特にサグラダファミリアを見ることは、子供のころからの夢でした。

この日は幼い頃からあこがれていたサグラダファミリアに行き、その憧れの的を眺めながらまったり・・・の予定が、そこで見つけた思わぬ出会いにより、スペイン観光では珍しいような冒険をすることとなったのです。

9:00|ホテルにチェックイン

無事バルセロナに到着し、ホテルに向かいました。

今回泊まったのは、『Sant Jordi Hostels Sagrada Familia』というユースホステルの12人部屋。

スタッフはフレンドリーな人が多く、快適なステイが楽しめました。

部屋もとても清潔です。

10:00|いよいよ、憧れのサグラダファミリア

荷物整理をして、少し休憩して、いざ、サグラダファミリアへ向かいます。

ホテルがサグラダファミリアの近くで、徒歩圏内だったので、歩いて行きました。

じっくり一歩一歩踏みしめて歩く分、その一歩ごとに着実にサグラダファミリアに近づいていく実感があり、興奮が高まります。

そしてついに、目の前にサグラダファミリアが現れました。

夢にまで見たサグラダファミリアを見て、感動で泣きそうになりながら写真を数枚とりました。

しばらくして我に返り、バルセロナカードの販売ブースを探します。

バルセロナカードについては次のパートで解説したいと思います。

10:45|バルセロナカードを手に入れる。

バルセロナカードとは、バルセロナを観光するのに便利なカードで、観光地での割引が適用されるうえ、バルセロナ市内の公共交通機関がなんと乗り放題!

 48時間用、72時間用、96時間用、120時間用があり、買った種類に応じた時間、カードの特典が利用できます。

私が購入したサグラダファミリア付近の売り場をはじめ、市内各所に販売所があり、オンラインでも買うことができます。

11:00|おじさんとの出会い

バルセロナカードを手に入れ、まずはサグラダファミリアのチケットをオンラインで購入しました。

サグラダファミリアのチケットは窓口で買うよりオンラインで買ったほうがいくらか安く、また、入場時間も選びやすいので、オンライン購入がおすすめです。(バルセロナの観光地のほとんどは入場時間が指定されています。)

チケットを買い終えて、さて、あたりを散策するか、と歩き出そうとすると、「アキコ」という声が。

私の名前はアキコではありませんが、誰か日本人が周りにいるのだろうか、と振り向くと、知らないおじさんが立っていました。

話を聞くとどうも人違いのようで、アキコさんという名前の昔付き合っていた日本人女性と私が似ていたそうです。

せっかくだからお茶をしないかと誘われ、こちらがカフェを選ぶという条件の下、お茶をすることにしました。

ただのナンパの口実じゃないかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、一期一会とはよく言ったもので旅先でのこういう出会いが面白いと私は思うのです。

11:30|カフェでコーヒーを飲む

サグラダファミリアからほど近い『Cafe Fargo』に行きました。

 そこでカフェラテとクロワッサンを頼みました。

朝ご飯を食べていなかったので、思ったよりも空腹で、おいしく食べることができました。

そこでさきほどのおじさんといろいろな話をしました。

彼はネパール出身で、イビザ島で行われるパーティーで音響の仕事をするためにスペインに来たそう。

仕事前、つまりは給料日前でお金がないとのことで、同じく貧乏旅行の私と意気投合し、彼はお金がなくても楽しめるバルセロナを案内してあげる、と言い出しました。

バルセロナの主要観光地の入場料の高さに辟易としていた私は誘いに乗ることに。

そうこうしているうちにサグラダファミリアの入場時間が迫っていたので、いったんおじさんとはお別れし、再びサグラダファミリアに向かいます。

13:00|サグラダファミリア見学

サグラダファミリアについたら、生誕のファサード側の入口から入場します。

生誕のファサードは、日本人でサグラダファミリアの主任彫刻家を務める外尾悦郎氏が担当した部分で、反対側の受難のファサードに比べて曲線的・豪華・装飾的な印象です。

ここでは入場時間と、塔にエレベーターで上がる時間がそれぞれ決まっているので、入場してから少しの間はサグラダファミリア内部を見学しました。

とても綺麗な色とりどりのステンドグラスから日の光が差し込み、木をモチーフとしたデザインの教会内部を美しく照らします。

私はこれまでヨーロッパの様々な教会に行き、中を見てきましたが、サグラダファミリアが一番、ステンドグラスがカラフルで、自然光を採り入れるのが上手な教会だったと思います。

アントニオ・ガウディのデザインはカラフルで独創的なものが多く、教会の中でも特にガウディらしさが出ていて面白い教会でした。

見学しているうちに、気がついたらもう塔に上がる時間。

大きな荷物は無料のコインロッカーに入れる仕組みになっており、係の人の案内に従って荷物とチケットを処理しました。

そしていよいよ、エレベーターへ。

エレベーターの動きが止まると、いよいよ塔の見学です。

せまい階段状の通路を進み、間近で見るサグラダファミリアの外観の装飾や、眼下に広がるバルセロナの景色を楽しみました。

ガウディらしいカラフルな装飾は外観にも表れています。

麦やブドウといったキリスト教、特にカトリックにとって重要なモチーフを用いた装飾が施されており、鮮やかに彩色されています。(麦はキリストの体を表すパンの材料、ブドウはキリストの血を表すワインの材料)

塔の見学が終わり、下に降りるときは急な螺旋階段を降りなければなりません。

そろりそろりと気をつけて下り、地上についたら荷物を再び受け取ります。

そのあとはサグラダファミリアのデザイン画やデッサン、建設開始当時の完成予想図などが展示されている地下の博物館を見学しました。

かなりここまで出来事中心でさらっと書いてしまいましたが、今思い出しても胸がジーンとするほどに感動し、とても心を動かされました。

結局3時間も滞在し、思う存分サグラダファミリアを堪能。

バルセロナに来たら必ず訪れたいサグラダファミリアは、私にとって何度でも訪れたい特別な場所となりました。

16:00|再びオムレツを食べる

マドリードで食べて感銘を受けたTortillaと生ハムが再び食べたくなり、サグラダファミリア付近の『Bar Prasoa』に入りました。

私がこのお店を選んだ理由は、このいかにも生ハムに自信がありそうな店構え。

入ると、気さくそうなおじさんが案内してくれました。

注文を聞かれ、生ハム入りのTortillaとオレンジジュースを頼むと、「生ハム入り?Good Choice!」とほめられました。

やはり生ハムに自信があるようです。

料理はすぐに出てきて、お腹がすいていたのであっという間に食べてしまいました。

生ハムのうまみと卵のふわふわ感が最高にマッチし、お互いを引き立てあっていました。

超有名なパエリアもいいですが、シンプルな味わいが魅力のTortillaも、スペインに来たら必ず食べたい一品です。

16:45|おじさんと合流、バルセロナ凱旋門へ

サグラダファミリア前でおじさんと待ち合わせし、おじさんにバルセロナのお金がかからない楽しみ方を教えてもらうことに。

まずおじさんに連れられてやってきたのは、バルセロナ凱旋門。

1888年のバルセロナ万博のために造られ、万博当時は会場となっていた公園に続く門として造られました。

アラブ文化の影響を濃く受けたムデハル様式を採り入れたレンガ造りの門で、よく見ると豪華な装飾も施されています。

おじさんと一緒に凱旋門の近くの公園を散策します。

暑くて日差しの強かったその日は、噴水で水浴びをする人や半裸で肌を焼く人など、夏のヨーロッパらしい過ごし方をする人たちが見受けられました。

18:00|エル・ラバル

おじさんは私に、「市民の生の生活が見たいか」と聞いてきました。

「地元密着」「ローカル」「市民の生の生活」そんな言葉が大好きな私は、待ってましたとばかりに「はい!」と答えると、おじさんは「ついてきな」と言って歩き出しました。

途中でボケリア市場を通り、すこし冷やかしていったのでそこが「市民の生活」と思いきや、どうやら違うようです。

ずんずん進んでいくおじさんについて歩くうち、あたりは暗い雰囲気になってきて不安が募りだしました。

その矢先、おじさんは立ち止まり、「ついたぞ。ここがエル・ラバルだ」と言いました。

見るとそこは、これまで見てきたラテン文化溢れる明るく陽気なスペインではなく、インド、中国、パキスタンといったアジアの文化が根付く、いい意味で混沌としたエリアでした。

サリーを売る店やスパイスを売る店が道に並び、民族衣装を着た人も歩いています。

「写真はどうしても撮りたいというのでなければ撮らないほうがいい」と言われたので携帯電話はしまい、あたりに目を配りながら歩きます。

18:30|エル・ラバル内のヒンドゥー教の寺院で夕食

しばらく歩くとおじさんが小さな建物に入りました。

ついてくるよう手招きされたのでついていくと、そこはヒンドゥー教の寺院でした。

どうやら炊き出しの真っ最中らしく、ネパール人のそのおじさんは母国の味を楽しみに、スペインに来たときはたまに訪れるそうです。

寺院の中はスパイスとお香の香りで満ち溢れていました。

おじさんに倣ってオレンジ色の頭巾をかぶり、祭壇に向かって礼拝をしました。

そのあと仕切りのついたステンレスのプレートを受け取り、ごはんとカレーが盛られます。

野菜がたっぷり入っていてスパイスのにおいがぷーんと香ります。

スプーンやフォークはなく、どうやら手で食べるようです。

辛かったですがうまみが強く、野菜の風味が美味しくて、辛い物が苦手な私でもなぜか食べられてしまいました。

辛さでピリピリする口の中を甘いチャイで和らげ、またカレーを口に運ぶ。

最高です。

スペインで、遠く離れた南アジアの料理を、南アジアの習慣に沿って食べ、ヒンドゥー教の礼拝に参加するという、スペインを普通に観光していたら得られなかった経験をすることができたのは貴重な体験だったな、と思います。

内部が撮影禁止で、何一つ写真に残せなかったのが悔しいですが、市民の生の生活、それも、マジョリティであるラテン系のスペイン人ではなく、マイノリティに属するインド系の一般市民の生活を垣間見ることができたひと時でした。

【5日目】ガウディの「カサ」シリーズ、そしてビーチ方面へ

バルセロナ2日目はガウディの建築をもう2つ見学し、そのあとビーチに向かいます。

翌日はビーチでまったりする予定にしていたこともあり、世界遺産や街歩きを存分に楽しめるのはこの日が最後です。

世界遺産もいいですが、バルセロナはビーチも魅力的。

実際欧米の方はビーチがメインで観光は二の次という方も多いです。

なにより、他のバルセロナの観光地と違って、高い入場料を払う必要がないのが最高!

高級ブランドのお店が並ぶグラシア通りに建つ世界遺産と、ビーチを楽しみ、欧米のセレブ気分を満喫してきました。

11:30|カサ・ミラ見学

『カサ・ミラ』は、グラシア通りに建つアントニオ・ガウディの建築物で、実業家ペレ・ミラのために建てられ、世界遺産にも登録された建物です。

モデルニズモ建築というガウディが得意とした分野の建築で、波打つような曲線的な表面が特徴的です。

オンラインで事前にチケットを買い、いざ、カサ・ミラへ。

中に入るとまず見えたのは大きな吹き抜け。

自然光と換気にこだわったガウディらしい構造です。

さらに、自然光をより採り入れやすいようにと上層階より下層階の窓を大きく作るという徹底ぶりです。

次に見学したのは、カサ・ミラ観光のハイライトとも言える屋上。

波打つ屋根、不思議な形のオブジェのような煙突、そして上から見下ろす吹き抜け。

ガウディの不思議で奇抜な世界が広がります。

アーチの一つからは、サグラダファミリアも見えます。

屋上を出ると、屋根裏のガウディの資料展示室がありました。

ガウディが得意としたアーチ構造が建物を支えている様子がよくわかります。

他にもガウディがデザインした家具やカサ・ミラの模型など貴重な資料がたくさん展示されていました。

さらに順路を進むと住居スペースがあります。

住居スペースは、外観や屋上に見られたような奇抜な外観とは打って変わって意外と普通です。

ここには依頼主のミラではなく、ミラに家賃を払って住んでいた人たちが住んでいました。

現代のヨーロッパのアパートとあまり変わらず、質素な作りです。

これは、その住居部分が造られたときには、ガウディが依頼主とのトラブルが原因で建築を放棄してしまっていたので、ガウディはこの部分の建築には関わっていないからです。

私の印象としては、シンプルで平凡な居住部分と個性的な外観のギャップが大きすぎて、見掛け倒しな印象がぬぐえない建物でした。

13:15|タパスバーでお昼ご飯

スペインで忘れてはならない重要な食文化の一つが、タパスです。

グラシア通りには、昼間からタパスをつまみにワインを飲むようなおしゃれなタパスバーが多いので、観光の合間にお昼ご飯を食べに行ってみました。

やってきたのは『Txapela』というグラシア通りにあるお店です。

お昼時ということもあり人は多かったですが、私は一人だったので、カウンターの空いている一人席に早めに通してもらえることに。

  • 切ったバゲットにイベリコ豚の生ハムが乗ったタパス
  • 切ったバゲットにTortillaが乗ったタパス
  • 切ったバゲットにクリームチーズとサーモンとしらすが乗ったタパス
  • 切ったバゲットにカニのマヨサラダととびこが乗ったタパス

この4つをいただきました。

タパス4つだとなんだか物足りないような気もしますが、このお店は一つ一つのタパスが大きかったので、この4つにレモネードを合わせるともう十分満足。

どれもおいしくて、充実感のあるランチタイムになりました。

14:00|カサ・バトリョ見学

続いて2軒目のガウディのグラシア通り「カサ」シリーズ、『カサ・バトリョ』を見学します。

チケットはこれまでの観光地と同じく事前にオンラインで買ってあったので、チケットに書かれた入場時間に合わせて入場しました。

カサ・バトリョの建物全体のテーマは「海」。

地中海に面したバルセロナの土地柄に合ったテーマです。

外壁はかすかに波打っており、バルコニーも曲線が多用されているうえ、破砕タイルで作ったモザイク模様が太陽光をきらきらと反射し、その様子はまるで海の水面のようでした。

カサ・バトリョで何より特徴的だといえるのは、大量に使われた破砕タイル、曲線、そして自然光です。

他のガウディ建築でも目にすることができる特徴ですが、私はカサ・バトリョが一番これらの特徴が如実に出ていると思いました。

私が一番心に残った曲線はこれ。

天井に施された装飾で、渦潮や巻貝を思わせるような渦は、まさに海のテーマにピッタリです。

また、破砕タイルはガウディの建築を語るうえで欠かせない重要な要素です。

グエル公園などにも使われているタイルによるモザイクは、建物に彩りを与えており、とても美しいものでした。

特にテラスでは細かく砕いたものだけでなく、円形のタイル、さらにはガラスも使われており、色とりどりのまぶしい彩色に心が躍ります。

カサ・バトリョは、カサ・ミラと比べて建物全体に統一感があり、中も外もまんべんなく、ガウディワールドでいっぱいです。

天井にも、柱にも、ドアや窓にもガウディの曲線や色彩のセンスが表れています。

日本語のオーディオガイドもついており、安心して見学することができました。

途中で鼻血が出てしまったのですが、スタッフさんもしっかりと対応してくれました。

未成年だと思われ、「親御さんに迎えに来てもらったら?電話してあげようか?」と言われたのは心外でしたが、水をくれたりティッシュをくれたりして、親切にしてもらえて嬉しかったです。

ガウディの世界遺産の「カサ」シリーズを2つ見学しましたが、個人的にはカサ・バトリョのほうが好みでした。

ここでガウディのモザイクをモチーフにした綺麗な青いネックレスを発見。

少し高かったですが、自分用のお土産に購入しました。

チェーンがすぐ切れてしまいましたが、幸いチャーム部分がまだ残っていたので、チェーンを替えて今でも使っています。

16:00|バルセロネタビーチ付近のホテルにチェックイン。休憩

バルセロナの中心部を離れ、ビーチ方面に向かいます。

この日泊まったところはビーチのすぐ近くにある『Sea Hostel Barcelona』の8人部屋。

本当に、ホテルを出てそのまま海水浴に行けちゃうくらい目と鼻の先に真っ白なビーチと真っ青な海が広がっています。

先ほどのカサ・バトリョの観光で鼻血を出してしまったこともあり、様子見もかねていったん休憩。

水分をしっかりとって、ゆっくり休みます。

17:30|海辺で一人ピクニックとビーチパーティー

十分に休息できたら、暮れゆく空を見にビーチに繰り出します。

水着に着替え、大きな一枚布をワンピース状になるように体に巻きつけます。

こうすれば、ビーチについたときに地面に敷くシートとして使えます。

なぜかフライドチキンが食べたくなったので、ビーチの近くのKFCに行ってフライドチキンを買いました。

ビーチには物売りの方がたくさんいて、敷物や傘、ドリンクなどを売っていました。

ワンピースにしていた布を取り、地面に敷いて、物売りからモヒートを買って、KFCのフライドチキンと一緒に味わえば、それだけで贅沢な一人ピクニックの完成です。

少しずつ色が変わる空を眺めていると、男性3人女性2人のグループに声をかけられ、お邪魔することになりました。

合計6人で音楽を聞きながら話をしたり、飲んだり食べたり踊ったりして楽しい時間を過ごしました。

女性2人と男性3人はもともとそれぞれ別グループのようで、女性2人はイタリアから、男性3人はフランスから来たそうです。

しかも5人とも私と同じホテルに泊まっていることが分かりました。

旅先でたまたま出会った者同士6人のビーチパーティーはとても楽しかったです。

21:00|ホテルでカードゲーム

ホテルにいったん戻り、シャワーを浴びたら今度は女性2人の部屋に集合してカードゲームをします。

その後にみんなでクラブに行く計画を立てたので、気分を盛り上げるためにいわゆる飲みゲーをしました。

海外の飲みゲーには詳しくなかったので知らないことも多かったですが、ルールがわかってくると楽しむことができました。

こういったホステルの他の宿泊客との交流も旅の楽しみの一つです。

24:00|朝まで踊ろう!クラブで夜遊び

気分が盛り上がったところで、みんなでクラブに出かけます。

地下鉄に乗ってやってきたのは『DOWN TOWN Barcelona』というクラブです。

バルセロナ最大級のクラブの一つで、ついた時も長い行列ができていました。

この日はイベントがあったらしく、他の人はすでにチケットを取っていて、私の分を追加で取ってくれました。

中に入るとすでにすごい人混みで、フロアはまさに人の海。

そのあとはみんなでお酒を飲んで、踊って、朝7時くらいまで楽しく過ごしました。

この夜に飲んだテキーラとマンゴー味のモンスターエナジーのカクテルが美味しかったので、このドリンクは今でも私のクラブの定番ドリンクです。

【6日目】ビーチで海水浴!海を堪能

この日は昨日出会った男性3人と女性2人と一緒にビーチデーです。

ビーチバレーをしたり、海に入ったりと楽しく過ごしました。

この日は移動日を除いてスペイン最終日。

かんかんに照り付ける日差しと青空、そしてきらきらと光る地中海を楽しんで、最終日を満喫しました。

14:30|バルセロネータビーチで海水浴を満喫!

朝7時までクラブで遊んでいたので、ホテルに帰り着いたのは8時前。

そこから死んだように眠り、軽く二日酔い気分で目が覚めました。

昨日のメンバーと再び集合し、海水浴を楽しみます。

みんな日焼けオイルを塗ってわざわざ肌を焼くのが印象的でした。

日本ではみんな極力日焼けしないように日焼け止めを塗りますよね。

私もグループでただ一人、日焼け止めを塗ってビーチに出ました。

メンバーの一人が持ってきたパラソルの下にシートを敷き、寝転がったり座ったりしてくつろぎます。

途中、私とグループの数人で海に入りに行ったのですが、砂が熱くてつま先立ちで走らないと耐えられないほどでした。

暑さで火照った体に、地中海の水がひんやりと心地よかったです。

そのあとはビーチバレーをしたり、近くのチリンギートでパエリアを食べたりと楽しい時間を過ごしました。

20:00|スペイン最後の晩餐はまさかの日本食!?

海水浴の後、グループの男性の一人から食事に誘われました。

旅の最後の夜ということもあって、せっかくなので誘いに乗ることにしました。

実は私は、世界各国の日本食の味を日本人の視点からジャッジするのが趣味で、旅のアクティビティの一つとしています。

というわけで、彼と向かったのは日本食レストラン。

豚骨ラーメンと、チキンカツと、焼きそばを頼みました。

食べてみた結果、意外とおいしかったです。

男性は、「チキンカツが少し固い」と言っていました。

私は、肉が少し薄いけど普通に美味しく食べられたと感じました。

出来合い感はぬぐえない部分もありましたが、これまで食べた外国の日本料理の中ではかなりいいほうだったと思います。

22:00|サングリアで最後の夜に乾杯

スペインでは、ワインに果汁や果物、とくにシトラス系を加えたサングリアという飲み物がよく飲まれています。

私はスペインに来てまだサングリアを飲んだことがなかったので、男性と一緒にバーでサングリアを飲むことになりました。

頼んだのは赤ワインベースのスタンダードなサングリア。

赤ワインの渋みが当時あまり得意ではなかったのですが、サングリアにして飲むとすっきりしていてフルーティーな甘みがあり、とても美味しかったです。

また、飲み干した後のフルーツも食べてみましたが、ワインの香りがして、いつもと違う素敵な味わいでした。

この後ホテルについてから男性と連絡先を交換して解散し、荷物整理をして、私はスペイン最後の眠りにつきました。

【7日目】帰国の途へ。空港を楽しもう!

スペイン最終日。

帰国の途につきます。

バルセロナからマドリード、リスボン、ロンドン、そして東京と乗り継ぎは多いですが、空港も楽しむ主義の私には問題ありません。

特に、今回なぜか一番安いチケットが、マドリード~ロンドンがビジネスクラスのチケットだったので、人生初のビジネスクラス体験です。

9:00|バルセロナからマドリードへ

まずはAir Europaのフライトでバルセロナからマドリードへ行きます。

1時間ちょっとのフライトで着きました。

バルセロナの空港でコーヒーを手に入れたので、元気溌剌です。

12:00|マドリード空港ラウンジ

マドリード空港に着いたら、ここから先ロンドンまではビジネスクラスです。

せっかくなので、手続きがすべて終わったらラウンジに直行します。

ラウンジではスナックや軽食、果物などがなんと取り放題、食べ放題!

飲み物も各種飲み放題です。

こんな贅沢今までに経験したことがありません。

離着陸する飛行機と乾燥したオレンジ色の大地を眺めながらゆったりと過ごします。

14:30|マドリードからリスボンへ

マドリードからリスボンへ、Air Portugalのビジネスクラスで飛びます。

なんと機内食の食器は、エコノミークラスのような使い捨ての容器ではなく、白い陶器のしっかりした食器です。

新鮮なフルーツと美味しいハムサンドイッチを空の上で味わうとはなんて贅沢なのでしょう。

座席も快適で、驚きました。

フライトは1時間半ほどで、こんなに短い時間で終わってしまうのが惜しかったです。

17:00|リスボン空港ラウンジ

リスボン空港でも手続きをさっさと済ませ、ラウンジへ向かいます。

リスボン空港のラウンジは、スイーツが充実していました。

中でも、一番おいしかったのは、ポルトガル名物エッグタルト!

甘くてトロトロで、口の中いっぱいに幸せが広がります。

ここではシャンパンもいただきました。

先ほどのマドリード空港より待ち時間が長かったので、よりゆっくりできました。

21:00|リスボンからロンドンへ、そして日常へ

リスボンからロンドンへのフライトでは、再びAir Portugalのビジネスクラスに乗りました。

卵のマヨサラダをトルティーヤで巻いたようなものとハムやチーズが乗ったプレート、ヨーグルト、そしてフルーツという、なんとも豪華な軽食が出てきました。

皿ももちろん陶器です。

ロンドンから日本へはまたエコノミークラスなので、最後の贅沢を楽しみます。

ロンドンについたらあまり時間がなかったので、慌てて手続きを済ませ、飛行機に乗り込みました。

ロンドンから日本へはJALだったので、周りには日本語が飛び交い、再び日常に戻っていく感じがしました。

スペインの思い出をしっかりとかみしめ、私は帰国しました。

【スペイン6泊7日】旅行モデルコース・費用・体験談まとめ

今回の旅では、世界遺産、名画、美味しい食べ物、ビーチ、人との出会い、クラブ、ディープな街歩きなど、わくわくするような出来事がたくさんあり、スペインの魅力を存分に味わえたと思います。

また必ず訪れたいと思いましたし、皆さんにもぜひ訪れてほしい国です。

スペインの楽しみ方は人それぞれ。

スペインを訪れ、思い思いの方法でその魅力を発見し、楽しんでみてはいかがでしょうか。

旅程

日程
(2022年6月)
体験したこと
1日目マドリードに到着
街歩き
サンタ・マリア・ラ・レアル・デ・ラ・アルムデナ大聖堂
マヨール広場
パエリアとチュロスを食べる
2日目生ハムサンドを食べる
トレド観光(トレド大聖堂、サント・トメ教会、展望台)
クラブ
3日目ソフィア王妃芸術センター
Tortillaを食べる
スペイン広場
飲み会
バルセロナへ出発
4日目バルセロナに到着
街歩き
サグラダファミリア
バルセロナ凱旋門
エル・ラバル
ヒンドゥー教寺院
5日目カサ・ミラ
カサ・バトリョ
街歩き
タパスを食べる
ビーチ
クラブ
6日目ビーチ
日本食を食べる
サングリアを飲む
7日目帰国の途へ
空港のラウンジを楽しむ

かかった費用

項目費用
交通費
(スペイン国内の移動・ロンドン~マドリード、バルセロナ~マドリード~リスボン~ロンドンの飛行機代)
7万円
宿泊費1万5千円
食費3万円
その他2万5千円
合計14万円

宿泊した施設

日程宿泊施設
1泊目HC Hostel
2泊目HC Hostel
3泊目夜行バス(ALSA)
4泊目Sant Jordi Hostels Sagrada Familia
5泊目Sea Hostel Barcelona
6泊目Sea Hostel Barcelona

利用した交通手段

行程交通手段
ロンドン~マドリード飛行機(British Airways)
マドリード~トレド(往復)高速列車(Renfe)
マドリード~バルセロナ夜行バス(ALSA)
バルセロナ~マドリード~リスボン~ロンドン~東京飛行機
(Air Europa、Air Portugal、日本航空)
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